目指せ!LINEスタンプ長者!!

LINEスタンプ長者を目指して、LINEスタンプを作っています。あとは絵本や野球が好きでそんなことを語りたいです*\(^o^)/*

絵本『木はいいなあ』


『木はいいなあ』
ユードリイ 作
シーモント 絵
さいおんじ さちこ 訳
偕成社

 

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内容紹介
子どもの目で見た木への讃歌が、さわやかな水彩画でおおらかに描かれています。作者の保育体験から生まれた絵本です。

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絵本「木はいいなあ」を読んで、木を中心にしたこのなに気なくのんびりした様子や、白黒とカラーのページが交互に出てくる感じも好きですなぁ〜
絵本「木はいいなあ」のタイトル通り、木はいいなあと一人つぶやく。。。そして、苦笑。

よく「俺の若い頃は、学校一のワルで毎日ケンカばかりしてきたが今は丸くなって真面目になった!」という話をする人がいるが。
実は「私も昔は尖っていたのが今は丸くなった」と言ったとしても、私の場合外見や言動の変化がないので誰にも変わった事に気づかれない。
でも就職した当時、仕事で上手くいかなくても同期には負けられないと言う現状に抗う強い気持ちが一応あった訳です。

その時に目にした、大江健三郎の「いかに木を殺すか」というコピー的な小説タイトルがなぜか心に響き、
仕事でいかに同期よりも成果を上げるか、それは私の内面では、いかに(同期という)木を殺すかという思いで一杯だったのです。

若い頃の私にとって、木はいかに殺すかという倒す象徴だったはずが、今はのんびりと木はいいなあと独りごちている自分の変化に苦笑した次第です。
まぁいかに木を殺すかと尖ってみたところで、大した成果もなく平凡なサラリーマン生活もゴールが見えてきて、改めて木はいいなあと思い、再度つぶやくのでした。
皆さん、木は本当にいいですよ(〃ω〃)

でもふと思ったが、結局「いかに木を殺すか」とタイトルは鮮明に覚えているけど、この小説を読んだかどうかの記憶がない。
一方、絵本「木はいいなあ」を忘れる事はないでしょう!
それに東村山には、志村けんさんの木があると最近知ったけどそれも忘れないでしょうね。

 

絵本『せいめいのれきし 改訂版』


『せいめいのれきし 改訂版』
バージニア・リー・バートン 文・絵
いしい ももこ 訳
まなべ まこと 監修
岩波書店

 

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内容紹介
地球が生まれてから、今この瞬間までの長い長い命のリレーを、劇場仕立てで壮大に物語ります。名作絵本『せいめいのれきし』が、初版刊行から半世紀ぶりに生まれ変わりました。現在の知見をもとに本文を改訂。監修は、恐竜研究の第一人者・真鍋真氏。遠い昔から続く、はてしない時のお芝居。次の主人公はあなたです!。

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年のせいか短気となり、絵本についてもページ数、文字数が多いものは敬遠するようになりました。
ただ現在は、新型コロナウィルス感染拡大の防止で自宅待機中であり、時間がある訳で、絵本「せいめいのれきし 改訂版」を手に取りよし読んでみるかという気になりました。
76ページ、文字数もそれなりにあり読み応えのある絵本です。

地球の誕生から今この瞬間までの長い長い命のリレーを劇場仕立てで壮大に物語ります。
作者のバージニア・リー・バートンさんは、「ちいさいおうち」もそうだけど、歴史の移り変わりを引きの定点カメラでとらえた絵を美しく落ち着いて見せるのが上手いですね。

そして、地球の誕生から今この瞬間までの長い長い命のリレーの最後は「このあとはあなたのお話です」の言葉を残して締めくくります。
この地球で、いま出来る自分たちの物語を作ろうという事になるのだろうが。。。

家のリビングのテレビでは、新型コロナウィルスに関するニュースが絶えず流れています。
そんなニュースを気にしつつ読了した絵本「せいめいのれきし 改訂版」

最後の言葉「このあとはあなたのお話です」に続くこの先の世界はどうなってしまうのだろう?
ニュースで政治のドタバタを見ていると本当にコロナウィルス終息するのだろうか不安だらけです。
なんとか早く新型コロナウィルスが終息して、夢があふれるこの先の世界を想像したいと切に願いました(・∀・)

絵本『げんきなマドレーヌ』


『げんきなマドレーヌ』
ルドウィッヒ・ベーメルマンス 作・画
瀬田貞二 訳
福音館書店

 

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内容紹介
パリの寄宿学校に12人の女の子が暮らしていました。いつも2列に並んで、パンを食べ、歯をみがき、ベッドに入ります。中でいちばんおちびさんで、いちばん元気なのがマドレーヌ。ネズミなんかこわくないし、動物園のトラもへいっちゃら。ところがある晩、マドレーヌがわーわー泣いています。いつもは冷静なミス・クラベルも大あわて。マドレーヌは盲腸炎で入院し手術することになったのです……。パリの香りいっぱいの絵本です。。

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オヤジが言うのもなんですが、この「げんきなマドレーヌ」は私のお気に入りの絵本です)^o^(
最近になって絵本を手に取ることが増えたぐらいのオヤジだと、どうしても文字を追ってしまって、絵をさらっと流し見してしまう癖が抜けません。
でも絵本「げんきなマドレーヌ」はページ数は多いけど、文字数が少なく、読みやすいでなくとても見やすい絵本だと思います。

絵本で描かれる絵もパリの香りいっぱいでオシャレです。
元々海外へ行く機会もないのですが、コロナウィルスの影響もあり休日もほとんど家こもり。
そんな時でも絵本「げんきなマドレーヌ」でパリの気分を一瞬ですけど味わったりしてる訳です。

今は学校も休校で子ども達も元気をなくしているような日本。
「げんきなマドレーヌ」のタイトルもいいですね、早く日本も元気を取り戻しして欲しいです。
そして、絵本のラストのようなクスッと笑える無邪気な子ども達に会いたいです。

そう言えば、ご存知の方もいるかもしれないですが。
この絵本、絵の誤りがあって、マドレーヌが入院して女の子11人のはずが12人描かれているシーンがあります。
ぜひ探してみてください(^。^)

 

絵本『ピカピカ』

 

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たばた せいいち
偕成社

内容(「MARC」データベースより)
捨てられて泣いていた、自転車のピカピカを、ある日ゆきちゃんが見つけて、げんじいちゃんのところに連れていってくれました。じいちゃんに修理されたピカピカはアフリカに行き、大活躍します。

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絵本作家・田畑精一さんの訃報を知り、驚きました。
最近読んだ田畑さんの「おしいれのぼうけん」についてカミサンと話していたら、カミサンが意外なことを言い出したのです。
「むかしピカピカを読んでビックリしてたじゃん」

え?なんだ「ピカピカ」って?
絵本「ピカピカ」は、田畑精一さんの作品で、ボロの自転車がピカピカになってアフリカで活躍するお話、意外な展開に私が驚いていたという。。。

そういえば、大人になって絵本を読む機会が増えた5〜6年前に、渋谷の絵本カフェで読んだことを思い出した。
あの時は絵本作家の知識がなく、なにも分かっていなかったが「ピカピカ」の作者が田畑さんだったのだ。

絵本カフェで読んだ絵本で、今手元になく詳しい内容は思い出せないが、そのストーリー展開に驚いた事は鮮明に思い出しました。
また手にして読んでみたい絵本です*\(^o^)/*

改めて、ご冥福をお祈りいたします。

 

絵本『ウエズレーの国』


『ウエズレーの国』
ポール・フライシュマン 作
ケビン・ホークス 絵
千葉 茂樹 訳
あすなろ書房

 

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内容(「BOOK」データベースより)
仲間はずれにされていた少年が、夏休みの自由研究に「自分だけの文明」をつくりだすという壮大な物語。自分だけの作物を育て、自分だけの服を作り、「遊び」を考えだし、「文字」まで発明する。

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夏休みの自由研究で自分の文明を作ってしまうという壮大な物語。

いつもこの絵本紹介コーナーを書く時は、Amazonのレビューを見たりするのですが、レビュー数がやたら多い。
これまで見た中で一番多い、しかもどれも好評価で高得点ですね〜

これはウエズレーの国を紹介しない絵本紹介なんてあり得ないと言われそうです。

夏休み前の小学生への読み聞かせに外せないとの声があったけど。
今年はどうなるのだろう?
皆さんの読み聞かせの予定も立たないのではないでしょうか。

でも子供の発想力は無限なので、3月からの学校休校の間にひと文明作った子がいるかもしれないですね(o^^o)

 

絵本『こころの家』

『こころの家』

キム・ビギョン 文

イヴォナ・フミエレフスカ 絵
かみや にじ 訳
岩波書店

 

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出版社からの紹介
目には見えないけれど、だれにでも、こころはある。きみにも、ぼくにも。
でも、こころってなんだろう。――こころを家にたとえて語る詩的なことばと、
イマジネーション豊かなイラストのコラボレーションが、静かで深い印象を放つ。
頁の動きをいかした斬新な表現で、ボローニャ・ラガッツィ賞に輝いたオールエイジ向け絵本。

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こころってなんだろう?
複雑なテーマですよね。

絵本「こころの家」は、表紙の絵はかなり不気味ですが、内容は人間ならば誰でも持つ心を家に例えて、大人も子供もイメージしやすいように語ってくれています。

私のこころの家ってどんなだろう?
きっと扉を閉ざして住宅街の片隅で誰にも気づかないようにひっそりと建っているイメージかな\(//∇//)\

そして、私は日曜の夕方になると「また明日の月曜から1週間仕事か」と憂うつになるサザエさん症候群ですが、今週は緊急事態宣言による在宅勤務からの久しぶり月曜出勤で日曜の夕方ではなく、昼からすでに憂うつになっています。
人間の心って本当に複雑です。

でも3年前はもっと複雑で、カミサンの実家でカミサン家族と同居していて、私はいつもはマスオさんなのに日曜夕方にサザエさんになっていました(^ ^)
複雑の極みです。

まぁ絵本「こころの家」は、そんな複雑な心を大人だけでなく子供にも優しく語ってくれる、絵本の新しい取り組みだし、まさしくイマジネーションの世界ですね。

絵本『おおかみと七ひきのこやぎ』


『おおかみと七ひきのこやぎ』
グリム童話
フェリクス・ホフマン 絵
せた ていじ 訳
福音館書店

 

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内容説明
おおかみを家にいれないよう注意しなさい。おかあさんやぎはこやぎたちにそういって森に食べものを探しにでけます。こやぎたちは、おおかみの「しわがれ声」や「黒い足」をしっかり見ぬいて、おおかみを追い払います。しかし、おおかみは知恵を働かせて「しわがれ声」を「きれいな声」に、「黒い足」を「白い足」に変えて再びこやぎたちの家にやってきます。こやぎたちは、とうとうおおかみに騙されて家の扉をあけてしまいます。

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本棚にあるカミサンが買い揃えた絵本を手に取る時、絵本知識のとぼしい私はほとんどの絵本が初見です。
絵本「おおかみと七ひきのこやぎ」を手に取った時も、詳しくは分からないけど、まぁ「3匹のこぶた」のような話かなと想像しました。
おおかみもこぶた相手に失敗したから、今度はこやぎをターゲットに選んだのだなぐらいです。

途中まではなんとなく想定内の展開で、最後はおおかみが少しの痛い目にあって逃げ出すというよくある終わり方かなと思っていたが。
さにあらず、後半は「え〜マジで!」と声が出てしまうようなショッキングな展開になるのでした。

絵本でここまでやるかという後味の悪いものを感じながら、表紙を再度みると「グリム童話」の文字が。
そうかそうだった訳ね!
けっこう前だけど、「本当は怖いグリム童話」と言うのがあった気がするが、これが本当のグリム童話ということか。
噂には聞いていたが初めてグリム童話の怖さを知りました(//∇//)
ついでに、お笑い芸人おかずクラブの言葉を借りれば「これが、グリム童話のやりかたか!」です。