絵本『変なお茶会』
『変なお茶会』
佐々木マキ
絵本館
内容説明
「ゼヒホンネンモ ウチソロイテ オイデクダサルオマチシテイマス」。お茶会の招待状を受け取ったヨコハマのオオイワ氏は電気自動車で、ライプールの理髪師スミラ君はゾウに乗って。麒麟(きりん)に乗り、気球に乗り、世界各地からさまざまな人がお茶会の地、トランスバールの城に集合する。お茶会の主役は「天然ココア」だ。
大の大人がはるばるやってきて、岩山からどうどうとわき出るココアを飲む。飲んだら、それぞれ帰っていく。ただそれだけのお話なのに、こんなにわくわくするのは佐々木マキの絵の力によるところが大きい。
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佐々木マキさんの絵本は何冊か読んだが、
「変なお茶会」は、これまでの絵本とは絵のタッチが違っているし、どこか不思議な作品ですね〜
内容は1年に1度、お茶会の招待状もらった面々が集まって、皆でココアを飲む、ただそれだけ。
逆に本当にそれだけ?と思ってしまって、なにか隠しているのではないかともう1度読み返したりしました。
でも、う〜ん、よく分からん。
もしかしたら、分かる人が見れば分かる、フリーメーソンとかの秘密のメッセージがあるとか?
ひょっとして佐々木マキさんって、フリーメーソンの会員なんてことはないかと深読みしたくなるほど不思議な作品ですね。
まぁいろいろと想像してしまうのですが。
想像しているあいだは、志村けんさんの変なおじさんのリズムで、♫変なお茶会、変なお茶会〜 と頭の中で繰り返されるのを追い払えないのも不思議といえば不思議か。
「変なお茶会」は、小さいサイズの絵本の中にユーモアと不思議が詰まってますね。